ボクサーと受験生……その準備に捧げる日常


2017.12.19

コラム勉強法受験家庭教師

ボクサーと受験生……似ている!?

 
 
ボクサーは1R3分12Rの為に、日頃からトレーニングをして、体重管理の為節制をしている
 
試合は36分…その為に準備に、その何百…何千倍もの時間を費やしている
 
そして日頃の努力を怠ったら試合にならない…だからボクサーはストイックな自己管理を行っています
 
受験生も受験の為の準備を何年も掛けて行っています
 
そこで今回はボクサーが試合の為に行っている準備について書いてみたいと思います
 
 
 
ストイックな立場に置かれている君達が君達なりに変換して読んで貰えたら何か得るものがあるのではないでしょうか
 
 

調整がうまい人は試合前にトレーニング量を減らし、ダメな人は増やす

 
試合前は不安で練習量が多くなりがちですが、試合前は減量をします
この時期に練習量を増やすとどうなるのか
 
オーバーワークになります
 
こうなってしまうと試合への志気が下がり、動けなくなる自分に自信も無く
 
だからこそしっかりとした食事が出来る試合が決まっていない時期に、しっかりトレーニングをし、レベルアップしておくべきなのです
 
 

調整がうまい人は普段から栄養管理をし、ダメな人は不摂生な食生活をしている

 
階級制なので、普段から栄養管理をして筋量を維持し、節制して体脂肪を増やさないようにすべき
 
暴食して増えた体重の内訳は体脂肪であり、このツケが試合決まってからの減量期に尾を引いてしまう事になります
 
試合前は当然試合のための練習にすべきです
 
減量のための練習にならない様にするためも、普段の過ごし方が肝心なのです
 
 

調整がうまい人は練習中に細目に水を飲み、ダメな人は我慢する

 
体内の水分の2,3%失うだけでパフォーマンスが落ちると言われています
さすがに今の時代に水分摂ると動きが悪くなるなんて迷信を真に受けてはいません
 
そして今流行りの水抜き減量法ですが、計量の何日も前からやるものではありません
 

普段は練習中に限らず、なるべく水を飲んでいます
 
 
調整がうまい人はバランスよく食べるが、ダメな人は絶食・または単品ダイエットをする
 
これだけ食べればいいという物などありませんし、逆にこれは絶対食べてはダメという物もない
 
全てはバランスです
 
3大栄養素の内訳・バランスに意識を配り、ビタミン、ミネラルも摂る
 
メディアは話題を呼ぶため何かと注目の食品・成分をひとつ取り上げますが、翻弄されてはいけない

 
 

調整がうまい人は計量をリミットジャストでクリアし、ダメな人はオーバー、または落とし過ぎてしまう
 
リミットジャストでクリアしろと言っている訳ではありません
 
普段からしっかりと管理していると、誤差100gくらいで体重をコントロールできるものです
 
 

調整がうまい人はよく学び考え実践するが、ダメな人は何かの情報を鵜呑みにする 
 
この栄養学や運動生理学の分野は専門家でも意見が違ったりします
 
また体内の化学反応は不思議はもので、起こる反応は人それぞれです
 
誰か一人の意見だけを信じるのではなく、参考にし、いろいろ勉強し考えて自分で試して自分なりの調整法を見つけるべきです
現在の情報社会ではいろんな情報が飛び交っていますが、何か一つの情報を鵜呑みにしない
 
 

どうですか?

 
受験と戦っている君達に何か響くものがありましたか?
 

 
 
 
最後に一つ……
良くラッキーパンチと言う言葉をよく聞きますがそんなものは存在しません!
 
 

 
 
なぜなら、相手を倒そうと普段から準備しているボクサーが繰り出すパンチはどんなパンチでも魂がこもっていて絶えず相手を倒そうとするものなのですから……

 
 
 

坂本 享一

某証券会社に入社した後、フリーランスを経て家庭教師・塾講師を長年行っています。この度、『勉強が解かる喜び』をモットーにした家庭教師S-PROJECTをスタートさせました。
ビリヤードが好きな陽気なおっちゃんです。