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甲子園の名勝負!智辯和歌山VS星稜高校に学ぶ!受験生が目指し…そしてあるべき姿!

甲子園の名勝負!智辯和歌山VS星稜高校に学ぶ!受験生が目指し…そしてあるべき姿!

感動の甲子園

 
 
自分は夏になると高校野球が楽しみです
地方予選から甲子園まで出来るだけ試合を見るようにしています
当然この時期、夏期講習も加わり仕事が忙しくなるのでのでほとんど録画ですが…
 

 
なぜそこで自分は高校野球に引き込まれてしまうのか…
それはやはり一発勝負のトーナメント制であり、色んなドラマがそこに生まれるからだと思います
 
毎年毎年甲子園には注目高校が存在して、怪物と呼ばれる注目選手が生まれてきますが…
今年の注目選手は間違いなく星稜高校の奥川恭伸選手でしょう!
 
そして今年も生まれた名勝負!
間違いなく名勝負と呼ばれるであろう智弁和歌山VS星稜高校(三回戦)での死闘を観ての感想を今回は書いてみたいと思います
そして君達受験生のモチベーションの足しにしてもらえたら…と思います
 
 

本当の勝負とは…

 
星稜と智弁和歌山の3回戦は、今大会初となるタイブレークまでもつれ、延長14回裏、6番・福本陽生のサヨナラ3ランで決着がつきました
この試合奥川は165球を投げ、23三振を奪い勝利しました
 
文章で書けばたった2行足らずの試合
しかしその中身は感動と自分達が学ぶべき心の持ち方がぎっしり詰まっていると思います
 
奥川選手には、自分の弱さを知っている者の強さがあったんです

 
智弁和歌山打線の印象を問われ「ぜんぜん楽しみじゃない。ほんと、こわいです」と語っていました
今大会注目ナンバーワンの怪物…奥川選手がですよ…
 
しかし奥川選手の投げ振りには「恐れ」は微塵も感じられませんでした

 
奥川は試合前、「大事な一戦。終わったら、倒れるくらいの気持ちでいきたい」と語っていた
 
そして…
実際、倒れる寸前だった
延長11回、投球後、何度もバランスを崩しかけた
暑さと疲労から足がつっていたのだ
 
その裏、先頭打者は奥川…
ネクストバッターズサークルで軽く足を引きずりながら準備をしていると、チームメイトの内山壮真が「智弁和歌山の黒川キャプテンからです」とひと包みの漢方薬を届けてくれたそうです
それを水と一緒に服むと効いたのか、以降はほとんど気にならなくなったという
 
奥川は試合に勝って、黒川の心遣いにこう言ったそうです
 
「智弁の強さを感じました」
 

敵に「漢方」を送った黒川のやさしさには素直に負けを認めた
 
 

そして試合後の二人の姿に君達の目指すもののヒントがある

 

 
一人はサヨナラホームランを打たれた池田陽佑投手はその瞬間固まり、そして涙と共に崩れ落ちた…

 
しかし息詰まる投手戦を終えた最速150キロ右腕の顔はすがすがしかった
池田の胸に訪れたのは、悔しさを超越した思いだったそうです
 
「楽しかった。ずっと投げていたかった。奥川に負けたくないという気持ちが、自分の力以上のものを出させてくれた。自分のベストゲームです。いい試合をすることができて幸せだった」
と語っている
 

そしてもう一人が奥川選手です
 

 
試合後、奥川選手も泣き弱っていた
決勝戦で優勝したわけでもないのにここまで泣いた選手を見たことがありません
 
 
ここで自分は考えました
 
自分の目標に向かって努力をし続けてきたものは結果に心が震えるのではなく、
自分のやり続けてきた妥協ない努力の結果を出し切れた時に人は感動し心が震えるものなのです
 
それは努力をし続けてきた者しか経験できない勝ち負けの結果の向こうにある満足感なのでしょう
 
だから正々堂々と戦うことに意味があるのでしょう
 

S-projecこれからもこういった努力をし続けて得られる満足感を生徒に与えられるように努力をし続け、そして生徒と一緒の満足感を
得られるように前進して行きたいと思います
 
 
 

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坂本 享一

某証券会社に入社した後、フリーランスを経て家庭教師・塾講師を長年行っています。この度、『勉強が解かる喜び』をモットーにした家庭教師S-PROJECTをスタートさせました。
ビリヤードが好きな陽気なおっちゃんです。

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