2017年 ノーベル賞 ~日本人の受賞なるか~


2017.10.02

家庭教師

初めてとなる、日本人の4年連続の受賞となるか

 
ノーベル賞の発表が、日本時間の10月2日から始まります
初めてとなる、日本人の4年連続の受賞となるかが注目されます
 

ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したスウェーデンの科学者、アルフレッド・ノーベルの「人類のために最大の貢献をした人に与える」という遺言に基づいて、1901年に始まりました
 

今年の受賞者の発表は、2日が医学・生理学賞、3日が物理学賞、4日が化学賞、6日が平和賞と続き、9日に経済学賞が発表されます。文学賞の日程は、まだ明らかにされていません
 

日本からは、去年大隅良典さんが医学・生理学賞を、おととし大村智さんが医学・生理学賞、梶田隆章さんが物理学賞をそれぞれ受賞しています
また、3年前にも赤崎勇さん天野浩さん中村修二さんの3人が物理学賞を受賞していて、ことしも日本人が受賞すると、初めての4年連続の受賞となります
 
文部科学省によりますと、これまでにノーベル賞を受賞した日本人はアメリカ国籍を取得した人を含めて25人で、特に、21世紀に入ってからの医学・生理学賞と物理学賞、化学賞の3つの賞の受賞者は16人と、アメリカに次いで多くなっています。
 
しかし一方で、この10年間で研究論文の数が低迷するなど日本の科学研究の失速も指摘されていて、歴代のノーベル賞受賞者に続く若い研究者をどう育てていくかが大きな課題となっています
 
今年は、日本の研究力に警鐘を鳴らす報告書が相次いで出されました
ノーベル賞の過去の受賞者からも、このままでは日本の研究者がノーベル賞を取れなくなる時代が来ると強い懸念の声が次々にあがっています
 

それはなぜか

 
受賞ラッシュに湧く裏で、いったい何が起きているのでしょうか
 
ノーベル医学・生理学賞の受賞者、大隅良典さんが、去年、受賞の喜びとともに訴えたのは、日本の研究環境の悪化。「日本の大学の状況は危機的で、このままいくと10年後、20年後にはノーベル賞受賞者が出なくなると思う」と強い危機感を訴えました
 
おととしノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章さんも「残念ながら、日本が科学技術で、優れた国であるというのはもはやいえないのではないか」と強い懸念を示しています
 
これらの訴えを裏付けるかのように、日本の科学力の低迷を指摘する調査結果が、ことし相次いで出されました
 
文部科学省科学技術・学術政策研究所がアメリカの論文のデータベースをもとに世界100カ国以上の科学技術の論文の数を調べたところ、日本の大学や研究機関が発表する科学技術の論文の数は、10年前に比べて6%減少。科学技術の予算が多い、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、中国、韓国の7カ国で見ますと、論文数が減ったのは日本だけで、中国が10年前に比べ4倍以上に、また韓国も2倍以上に増える中、日本は論文数でアメリカに次ぐ第2位から中国、ドイツに抜かれ第4位となっていました
 
また、今年3月には世界的な科学雑誌、「ネイチャー」が日本の研究力についての特集記事を掲載
 
日本の論文数がこの10年、停滞しているとしたうで、「日本は長年にわたり科学研究における世界の第一線で活躍してきたが、これらのデータ は日本がこの先直面する課題の大きさを描き出している」と指摘
 
「日本の科学研究が失速し、このままではエリートの座を追われかねない」と警告しました
 
 
さて、この状況を中学生の皆さんも考えてみてはいかがでしょう
 
確かに大人の事情は解らないでしょうが、今の君たちがこの日本の現状を考える事が大事なのではないでしょうか
なぜなら、これからの日本をしょっていくのは君たちなのだから…

坂本 享一

坂本 享一

明治大学商学部を卒業し、某証券会社に入社しました。その後、フリーランスを経て家庭教師・塾講師を長年行っています。この度、『勉強が解かる喜び』をモットーにした家庭教師S-PROJECTをスタートさせました。
ビリヤードが好きな陽気なおっちゃんです。