私事なのですが、今断捨離を完工しております。一つの段ボールを開けては必要な物と不必要な物を振り分けて、不必要なものを捨てていくのですが、なかなかこの作業は難しいですね。
昔着ていた懐かしい服が出てきた時など、今は着ていないけどいずれ着るのではないかとか、部屋着としては着られるのではないかと考えると捨てられなくなります。
これを繰り返していくと、ほとんどの物が捨てられなくなってしまいます。取捨選択の基準をハッキリさせないと、段ボールから段ボールへの移動作業になってしまうんですよ。
ここで『断捨離』の意味を考えてみましょう。
これって勉強法に通じるものがあると思い、少し書きたいと思います。
まず勉強に於ける「断」についてです。学ぶ事では「断」ではあり得ません。何でも興味深く学習して行くのは当たり前の事です。
ただ参考書や問題集についてはどうでしょうか…
成績の良い人の使っている参考書や問題集の方が良く思えたりしたとき自分の今使っている参考書や問題集を放り出して新しい参考書や問題集を欲しがったりしていませんか。
確かに合う合わないはあります。
ですから、最初の参考書や問題集を買うときは充分吟味して自分の今のレベルに見合うものを選びましょう。選んだらば迷わずその一冊を理解するまで仕上げましょう。
何から勉強して良いかわからない方には最適な方法です。一冊を完璧に理解できればテストの結果にもしっかりと現れることでしょう。
次に勉強に於ける「捨」についてです。
ここで言う「捨」は決して「す、て、る」ではありません。「整理整頓」と言う意味です。
学習してきた事を定期的に整理整頓をする事で、頭の中にバラバラに入っていた記憶が繋がりを持ち、より鮮明に頭の中に残ります。
そして覚えにくかった事がすんなり記憶される事もあります。
そして何よりもこれから学習していくうえで整理整頓された記憶の上に、これから記憶しなくてはいけないものを載せて行った方が記憶しやすくなっていくものです。これを繰り返していくことで段々と学習脳になっていくのです。
最後に勉強に於ける「離」についてです。
ハッキリ言って学習するのに切り捨てて良いものはありません。ただその時その時の優先順位はあります。
例えば自分の得意科目と不得意科目があった場合、「今は得意科目を伸ばすため集中的に勉強しよう」とか、その逆に「不得意科目を集中的にやろう」とかその選択は色々あると思いますが、それを自分自身で決めたらその目標まで脇目も振らずやり遂げる事も大事だと思います。
断捨離というと周囲の物を捨ててキレイさっぱりにするというイメージがありますが、判断力を養うトレーニングの意味があるように思えます。物事に優先順位をつけて行動をすることは社会に出てからも役に立ちますので、断捨離はおススメです。