君達は『君は天然色』という曲を知っていますか…?
当然知らないですよね…(^^;)
 
昭和の作詩家…松本隆が作詞した曲です
松本隆…当然君達には余り馴染みがない名前ですよね(^^;)
是非お父さん、お母さんに聞いてみて下さい
君達と同じ青春時代には欠かせない作詞家なのでたくさん思い出話が聞けるかもしれませんよ…
君達も知っている曲…あるかもしれませんよ…
因みに…自分の好きな曲は…
やばい…止まらない…
まだまだ山口百恵…松田聖子などにもたくさんの詩を提供しています
本題に戻ります…(^^;)
松本隆が作詞した多くの曲のなか…
本日はこの『君は天然色』についてのエピソードを書いてみたいと思います
大瀧は須藤薫への提供曲「あなただけI LOVE YOU」に続く第二弾として須藤のディレクター…川端薫からもう一曲依頼を受けたが、
男性向きではないかという意見から不採用となった曲が後に「君は天然色」となったのです
大人数でのレコーディング、吉田保によるエンジニアリングなど、「あなただけI LOVE YOU」のレコーディングが、結果として「天然色」の予行演習となった
大瀧によれば、須藤は残念がっていたというがこの曲を返してくれた川端ディレクターに感謝しているという
間奏は元々クレイジーパーテイーの「がんばれば愛」の時に浮かんだ曲想とデモ・テープに入れて使われなかった間奏が、そっくりそのままこの曲で実現されている
歌詞は『A LONG VACATION』収録の他の曲同様松本隆へ依頼したが、松本は仲の良かった妹を病気で亡くし、スランプに陥っていたため製作が遅れていた
松本は大滝に他の作詞家を探してくれるよう頼んだが、大滝は松本に、君の詞じゃないとだめだから半年でも1年でも待つと言い、松本の詞を待つことにし、結局アルバムの発売は半年遅れた
その時松本は、妹を失ったどん底の精神状況で見た街の色から「想い出はモノクローム」というフレーズを思いついた
それに続く「色を点けてくれ」という詞も「人が死ぬと風景は色を失う
だから何色でもいい…
染めてほしいとの願いだった」という
どうですか?
最初に聞いて持っていたイメージとこのエピソードを聞いた後で聞いた曲は真逆のものになりませんでしたか…
君達はこの曲を当然知らないでしょう…
でも言いたいことは…
『物事の本質を知ることの大事さを知る』
と言うことです
これこそが勉強の本質だと自分は思うのです