皆さん…
コロナショックに襲われている中、どのように過ごされていますか?
この期間は決してただの休校ではありません
皆さんは当然承知している事だとおもいますが…
外出自粛期間です
TVなどで偉い人達が繰り返し言っていることですが…
不要不急の外出は控えていきましょう
みんながこれを守っていく事で…この自粛期間は短くなって行きますよ
ところで今…
マスクなどが店頭から消えています
そして、少し前まではトイレットペーパーなども…
そんな中…
自分の頭の中に浮かんだのが『囚人のジレンマ』というゲーム理論です
まさに今の社会に置き換えてみると面白かったので…
本日はこの『囚人のジレンマ』についてご紹介しようと思います
「囚人のジレンマ」とは、経済学から生まれた「ゲーム理論」の中の理論モデルの一つ
ゲーム理論の中でも最も有名な理論が「囚人のジレンマ」で、「社会的ジレンマ」とも称される
1950年に数学者のアルバート・タッカーが考案した
このような社会的ジレンマは、地球の温暖化問題や、地球資源の枯渇問題など、地球という環境を共有する世界規模で起こる問題に適用している
そして…コロナショックに襲われている今の社会に置き換えて考えてみてください
「囚人のジレンマ」は、別々に拘束された二人の囚人が、それぞれが合理的な選択をしたにも関わらず、お互いにとって望ましくない結果となるというジレンマを寓話によって説明したものだ
「囚人のジレンマ」は二人の囚人の寓話で説明される
では…「囚人のジレンマ」とは
また…「囚人のジレンマ」と同じ構造を持つ「共有地の悲劇」と言うものもある
社会的状況の中で起こった「囚人のジレンマ」は「社会的ジレンマ」と呼ばれる
社会的ジレンマの代表的なモデルに「共有地の悲劇」があり、その構造は「囚人のジレンマ」と同じだ
「共有地の悲劇」の原話は…
共有地全体のことを考えて羊を減らす人がいると、羊を減らさなかった人の羊がたくさん草を食べて太るため、私利を優先した人が得をする
誰もが私利を優先したため、結果として誰もが利益を失った利得構造は囚人のジレンマと同じだ
「囚人のジレンマ」は、経済学のゲーム理論の中で生み出された理論ですが、哲学的、倫理的な問いも含んでいます
他者を信頼することが双方の利益になる可能性が示されたとしても、人間は往々にして他者への不信感や目先の利益への誘惑から、他者を裏切る選択をしてしまいます。
また、自分のみの利益を求めることが、結果としては自己および全体の破滅に向かうことが多いことが論理的に説明できることも、人間や社会の本質をついていると言えます。
囚人のジレンマやゲーム理論の枠組みを使って、相手の出方を予測したり、社会問題の分析をしたりすることで、今まで見えていなかった人間の意思決定の誤謬や世界の構造が見えてくると言えます。