シャープの副社長だった佐々木正
この名前を知っている人はそんなに多くは無いかも知れません
でも世界を代表する二人に大きな影響を与えた人なんです
パソコンやiPhoneにiPad、iPod…。誰もが世界のネットワークにアクセスできる時代が到来したその陰には、アップル創業者の一人、スティーブ・ジョブズ
日本で知らない者がいない“伝説の男”。尊敬する歴史上の人物のアンケートをとると常に上位にランクされるが、彼が若い頃に憧れ、海を渡って会いに来た日本人がいたことを、どれほどの人が知っているだろうか?
“電卓生みの親”と呼ばれ、シャープを世界的企業に育てた元副社長の佐々木正さん
間もなく101歳となるが、いまだ発明家として研究の日々を送る佐々木さんがジョブズとの出会いを振り返った。
若者の名前はスティーブ・ジョブズ…彼はアップルの創業者の一人だが、創業から数年後、新製品のマッキントッシュの販売不振の責任を取らされ、自分の会社を追放されていた
佐々木さんにアイデアを求めて会いに来たのは、ちょうどその頃でした
ジョブズへ与えたアドバイス
パソコンだけでなく、すでに新たな携帯デバイスに興味を持っていたジョブズに、佐々木さんはこんなアドバイスをしている
「ソニーのウォークマンは携帯型の音楽プレーヤーとしてはまだまだ大きい。もっと小さいものでなければいけない」と
ジョブズは佐々木さんのアドバイスを忘れていなかった
その後、ポケットに隠れてしまうほど小さな携帯型の音楽プレーヤー「iPod」を彼は開発、世界中に広めてしまうのだ
佐々木さんはこう強調した
上の枠線は佐々木正が孫正義との出会いを語った一文です
佐々木正には、真剣に話し、聞く孫の顔が白い鬼のように見えたそうです
気魄の“魄”である。一瞬でも、百戦錬磨の技術者にそう感じさせた孫の姿勢には並々ならぬものがあったのだろう
これ以降も、佐々木は陰に日に孫の後ろ盾となっていく
なかでも孫氏の恩人としての立場を決定的にしたのが、銀行融資の保証人になろうとしたことでした…
82年、日本ソフトバンク(当時)を起業してまだ間もない頃、ソフトの卸を業務にしていた孫は、運転資金に行き詰まり、第一勧業銀行(現みずほ銀行)麹町支店に1億円を無担保で貸してくれるように頼んだのである。
「そこの支店長は、孫さんに惚れ込んだようだが、1億円という巨額の融資を一支店長の裁量では決められません。何か担保はないのかと聞く支店長に、孫さんは苦しまぎれに僕の名前を出したらしい。銀行側は驚いて本部の役員を介して照会を求めてきたのですが、僕は『孫をたのみます』と答えたのです」
そのとき佐々木は、万一の場合に備えて自宅と退職金を担保に差し出すつもりだったと語る。こうして融資は実行され、孫は危機一髪のところで救われた。孫はそのときの恩を胸に刻んだのである
S-projectがこのエピソードを紹介させてもらったのは
佐々木正の先見の明は確かなことなんですが…
人を動かす力とはどれだけ信念をもって物事に任かが大事だと言う事を解って貰いたいからです
強い信念を持っていなければ人は動かす事はできないのですし、目標も達成する事はできません