英語の文法・英文法の基礎と勉強法
He studies English every day.
この文の「He」に関しては、品詞 ⇒ 名詞(代名詞も名詞の一種) 文の要素 ⇒ 主語(S)
確かに同じ「He」という語が、名詞であり、かつ、主語(S)でもあるので、紛らわしいのは十分わかる
けれども、まずはこの「品詞」と「文の要素」が別のものだということを理解しておくこと。これが、英文法の勉強に欠かすことのできない、1つ目のポイントだ。
なお、品詞は「他の部分との繋がりを表すルール」、文の要素は「その文の中での位置(ポジション)を表す記号」だと表現することもできる
先ほど挙げたように、英語の品詞は全部で8つある
最低限知っておきたい品詞の働き
ルールのすべてを覚えてから実践に入るのではなく、大体のルールを理解した上で実践に入る
英文法を勉強するなら、ここで挙げた品詞の働きくらいは頭に入れておこう
英語の文法・英文法の基礎
英語には自動詞・他動詞という、英文法のすべての単元を支配する圧倒的な概念がある
自動詞・他動詞の違いを意識せずに英語を勉強を進めてしまうのは、あなたが思っている以上に非効率的だ
英語の文法・英文法の基礎と勉強法
文型というのは「和訳をするときのテンプレート(型)」のようなもので、英語には全部で5つある
… Sが、OがCするようにさせる
中でももっとも重要なのが、やはり第5文型(SVOC)だ。「OがCである」「OがCする」と訳されることからもわかるように、OとCの間に主語-述語の関係が成り立つという特徴がある
この第5文型(SVOC)の概念をイメージしながら、英文を読み進めること。これこそ、文法力を身に付けるための最短ルートだ
英語の文法・英文法の基礎と勉強法
“time” という語を含んだ次の3つの文を見てもらいたい
それぞれの文は、同じ形をしているだろうか?それとも、まったく異なる形の文だろうか?
確かに、time を修飾している形容詞は、それぞれの文で大きく違っています
aでは純粋な形容詞 happy が、
bでは形容詞的用法の不定詞 “to change you mind” が、
cでは関係詞節 “when we can live on Mars” が、名詞の time をそれぞれ修飾しています
ここで押さえておきたいのが、不定詞は「句」の一種で、関係詞節は「節」の一種だということです
大切なのは、句や節という言葉の定義ではない。それらを、まるで一つの単語であるかのように扱えられるかどうかが重要です
ここで挙げた例で言うなら、“to change you mind” も “when we can live on Mars” も、所詮は形容詞 happy と同じだという見方ができるようになりたい
こういう見方ができるようになれば、英文がどんなに長くなろうとも、あたふたすることはないでしょう
英語の文法の勉強となると、どうしても、不定詞や関係詞といった具体的な単元に手を出しがちです
もちろんそれも大切なのだが、まずはその前にここでお話しした英語の5つの基本的なルールを掴んでおこう
その上で、各文法単元を勉強するようにすれば、今までとは比べ物にならないほど効率的です