今の時代…早稲田大学などでも取り入れられている一芸入試制度があります
一芸に秀でる人は社会に出た時、やっぱり秀でるものです
今回は君達中学生には少し早いかもしれませんが…
20年間負けなしの雀鬼・桜井章一さんに学んで行きたいと思います
麻雀は皆さんはまだやった事はおそらくないでしょう…
麻雀は解らなくても桜井正一さんの人生観と名言に触れてみて何かを感じてもらいたいと思います
かなりDeepな確信に触れていると思います
S-projectが日頃言ってきている心構えの見本になると思います
麻雀は〝ツキ〟によって大きく勝負が左右される世界だ
最初から平等の条件で勝負が始まる囲碁や将棋とは異なり、配牌やひとつひとつのツモの〝結果が良ければ、勝負をかなり有利に進めることができる
「麻雀では配牌の時点で手が揃っていたり、無駄ヅモが全くなかったりする場合がある。まあ、それがツキのある状態ですね。相手にツキがあるかないかを見極めながら勝負を進めるのが麻雀。ツキのない人は目が泳ぎがちだったり、力んで牌を触ったりするので、相手の仕草を見ていれば、ツキのあるなしは判断できます」
自分にツキがあれば積極的に仕掛け、相手にツキがある場合は控えめに牌を取捨選択していく。
だが、ツキがない時は防戦一方かと思いきや、そうでもない。
「ツキは身近なところにあって、誰でもフッと手に入れることができる。ツキがない時は動いて呼べばいい。別に人間につくだけじゃなく、背後にあったりもするんだ。そう感じた時は振り返って、こっちに来いと呼ぶ
ツキがあれば、例えば、オーラスで1万点以上の手じゃないと逆転できない状況でも、フッと1万点以上の手が入るようになるよね」
ツキを操ることに長けた桜井氏だが、ツキと〝運〟は別物という持論を展開する
「なかなか理解できないかもしれないけど、運はつかまえられるものではなく、漂っているもの。つまり自分の手ではどうしようもない。風のようにあちこち流れたり、ひとつの場所にとどまったり。でも、この流れを見極めることも勝負では大切なことだよね」
運を見極め、ツキをコントロールすることで勝ち続けてきた桜井氏だが、勝負中以外でも、ツキを呼び込むことを意識するそうだ
「例えば、普段の生活でも小さな約束事は守るよね。仮に道端にゴミが落ちていたとする。素通りする人も多いけど、俺は必ず拾ってゴミ箱に入れる。道端のゴミという〝違和感〟をそのまま放っておいてはいけないんだ」
つまり、日頃から「徳を積め」ということか。
「そうじゃない。普段から善意ある行動をしろという単純な話じゃなく、目の前にある物事の始末を必ずつけるということ。その積み重ねが勝負の始末をつける場面では必ず役に立つんだ」
一方、勝負中に心がけているのは〝微妙な変化〟を感じ取ること。
「振り返ってみると、俺は幼い頃からキョロキョロしていて、〝落ち着かない〟と言われた。でも、今思うと、落ち着かなくてよそ見していたわけじゃない。学校では授業を聞きながら、教室全体を見渡し、いろいろな物事の変化を感じ取っていたんだろうな。結局、その積み重ねで運気の流れが読めるようになり、ツキもコントロールできるようになったということだろうね」
桜井氏は、麻雀では「いかにセンスよくひとつの牌を捨てられるかが大事」というが、それは人生でも同じことだろう。
「我欲ばかりで常に損得勘定をする人は、捨てることに気が回らない。得ようという気持ちばかりが先行すると、結局何も捨てられず、得たものも荷物になってしまうんだ。戦後は身の回りに何も物がなかったから、火事場の馬鹿力も発揮できた。でも、今のような情報過多の社会では、捨てることのセンスが問われていると思う」
ビジネスの世界でも〝勝負事〟はたくさんある
同期との出世争いや営業先でのプレゼンテーションなど、ツキに左右されてしまうことも少なくない。
「結局、人づきあいがうまくいかずに嫌になっちゃうと、勝負の際に力が発揮できない。マイナス思考になって、運のない方向に行かざるを得なくなるんだよね。仕事上で勝負強くなりたいなら、〝とにかく仲間を作れ〟というのが、俺からビジネスマンへのアドバイスですね」
麻雀という厳しい勝負の世界で自らツキを呼び込み、勝負を制し続けた桜井氏。その〝感性と経験〟に学ぶことは多い。
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これからまだまだ戦う場面に出会う君達の指針になるのではないでしょうか……