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英語の基本は…5文型に始まり5文型で終わる 5文型を知らずして英語は理解できっこない    

英語の基本は…5文型に始まり5文型で終わる 5文型を知らずして英語は理解できっこない    

「品詞」と「文の要素」を区別する

 
 
英語の文法・英文法の基礎と勉強法
 

品詞
名詞・助動詞・動詞・形容詞・副詞・前置詞・接続詞・間投詞の8つ
 
文の要素
S(主語)・V(述語動詞)・O(目的語)・C(補語)・M(修飾語)の5つ

 
 
He studies English every day.
 
  

この文の「He」に関しては、品詞 ⇒ 名詞(代名詞も名詞の一種)       文の要素 ⇒ 主語(S)
 
確かに同じ「He」という語が、名詞であり、かつ、主語(S)でもあるので、紛らわしいのは十分わかる
 
けれども、まずはこの「品詞」と「文の要素」が別のものだということを理解しておくこと。これが、英文法の勉強に欠かすことのできない、1つ目のポイントだ。
 
  
なお、品詞は「他の部分との繋がりを表すルール」、文の要素は「その文の中での位置(ポジション)を表す記号」だと表現することもできる
 
 

英語の文法・英文法の基礎と勉強法

 
先ほど挙げたように、英語の品詞は全部で8つある
 

最低限知っておきたい品詞の働き
 

■動詞 … 自動詞と他動詞の2種類がある
 
■形容詞 … 名詞を修飾する/be動詞などの後ろに置く
 
■副詞 … 動詞・形容詞・副詞を修飾する
 
■前置詞 … 後ろに必ず名詞を従える
 
■接続詞 … (and, but, or以外は)後ろに必ずSVを従える

 

ルールのすべてを覚えてから実践に入るのではなく、大体のルールを理解した上で実践に入る
英文法を勉強するなら、ここで挙げた品詞の働きくらいは頭に入れておこう
 
 

自動詞と他動詞の違いを理解する

 
英語の文法・英文法の基礎
 
英語には自動詞・他動詞という、英文法のすべての単元を支配する圧倒的な概念がある
 

自動詞 … 目的語(O)を必要としない動詞
 
他動詞 … 目的語(O)を必要とする動詞

 
自動詞・他動詞の違いを意識せずに英語を勉強を進めてしまうのは、あなたが思っている以上に非効率的だ
 
 

第5文型(SVOC)だけは押さえる

 
英語の文法・英文法の基礎と勉強法
 
文型というのは「和訳をするときのテンプレート(型)」のようなもので、英語には全部で5つある
 

第1文型(SV)
 
… SがVする
 
第2文型(SVC)
… SがCである、SがCになる
 
第3文型(SVO)
… SがOを~する
 
第4文型(SVOO)
… Sが「人」に「物や情報」を与える
 
第5文型(SVOC)

… Sが、OがCするようにさせる

 
 
中でももっとも重要なのが、やはり第5文型(SVOC)だ。「OがCである」「OがCする」と訳されることからもわかるように、OとCの間に主語-述語の関係が成り立つという特徴がある

この第5文型(SVOC)の概念をイメージしながら、英文を読み進めること。これこそ、文法力を身に付けるための最短ルートだ
 
 
 
 

 

 

句」や「節」という概念に慣れる

 
英語の文法・英文法の基礎と勉強法
 
 
“time” という語を含んだ次の3つの文を見てもらいたい
 
それぞれの文は、同じ形をしているだろうか?それとも、まったく異なる形の文だろうか?
 

a. Happy time will come soon.
幸せな時間はすぐにやって来るだろう。
 
b. The time to change your mind is over.
考えを変えるべき時は、もう過ぎている。
 
c. The time when we can live on Mars will come.
火星に住むことのできる時代がやって来るだろう。

 
 
確かに、time を修飾している形容詞は、それぞれの文で大きく違っています

aでは純粋な形容詞 happy が、
bでは形容詞的用法の不定詞 “to change you mind” が、
cでは関係詞節 “when we can live on Mars” が、名詞の time をそれぞれ修飾しています
 
ここで押さえておきたいのが、不定詞は「句」の一種で、関係詞節は「節」の一種だということです
 

句 … 単語二語以上のカタマリで、SVの形がないもの
 
節 … 単語二語以上のカタマリで、SVの形があるもの

 

大切なのは、句や節という言葉の定義ではない。それらを、まるで一つの単語であるかのように扱えられるかどうかが重要です
 
ここで挙げた例で言うなら、“to change you mind” も “when we can live on Mars” も、所詮は形容詞 happy と同じだという見方ができるようになりたい
こういう見方ができるようになれば、英文がどんなに長くなろうとも、あたふたすることはないでしょう
 

英語の文法の勉強となると、どうしても、不定詞や関係詞といった具体的な単元に手を出しがちです
 
もちろんそれも大切なのだが、まずはその前にここでお話しした英語の5つの基本的なルールを掴んでおこう
 
その上で、各文法単元を勉強するようにすれば、今までとは比べ物にならないほど効率的です
  

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坂本 享一

某証券会社に入社した後、フリーランスを経て家庭教師・塾講師を長年行っています。この度、『勉強が解かる喜び』をモットーにした家庭教師S-PROJECTをスタートさせました。
ビリヤードが好きな陽気なおっちゃんです。

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