受験シーズンまっさかりですね
そして君達受験生もなにかと落ち着かないときですね
でもまだ時間がはあります
そこで今日はこんな話を書いてみます
徒然草「木登り名人」の原文です
あやしき下臈なれども、聖人の戒めにかなへり。鞠も、難きところを蹴いだして後、やすく思へば、必ず落つとはべるやらん。
「木登り名人」の現代語訳です
木登り名人が「そのことでございます。目が回り、枝が危ない間は、自分が恐れておりますから申しません。間違いは易しい所になって、必ず起こすことでございます」という。
この木登り名人は身分の低いものではあるが、中国の聖人教えにかなっている。蹴鞠も難しところをうまく切り出し後、易しい思うと必ず鞠を落とすと申すようです
一口解説です
この章段は一道に携わっているものはたとえ身分が低くても、自分の体験から身につけた素晴らしい知恵を持っているものであるという驚きの気持ちや感嘆の気持ちが込められている、ということであります
徒然草においては、しばしば一つの道に邁進している人の素晴らしさを称えることがしばしば書かれています
それもこれもその一つであります
また、ここに出てくる教訓というのは、失敗というのは、油断するときに生まれるので気をつけたいというこがとであります
四字熟語で「油断大敵」です
どうでしたか?
この時期やり残したことのある人はまだまだガムシャラに追い込む時期です
まだ時間はあります!
ただ順調にきている人にとっては慢心、油断が生まれやすい時期でもあるんですよ…
この時期はなかなか落ち着きにくい時期ではありますが、地に足を着けて確実に『前へ』進みましょう