いきなり余談になりますが、どんな分野においても一流と呼ばれる人々に共通する特徴は『姿勢が良い』と言う事です
実際の姿勢…物事に取り組む姿勢…両方の姿勢は決して切っても切れない関係のように感じます
簡単な事から言うと、自分も多くの生徒を教えてきてやる気を感じられない生徒は実際猫背がちになっています
かと言って背筋がピンとしていても、実際、上の空っていう生徒もいますが…
しかし、やる気があって背筋がピンとなっている生徒はなかなかいないですね
自分はここで授業を受けるに当たって背筋を伸ばし先生を真っ直ぐ見つめろと言う事言いたい訳ではありません
(この姿勢は理想ではありますが…w)
姿勢とは内面から出てくるもので一朝一夕に出来上がるものではないのです
例えば将棋、囲碁、麻雀などスポーツに関係ない分野の達人と言われる人の戦っている姿や佇まいを観てみてください
体軸がブレていないのです
NHKの将棋を観てみてください
優勢な方、形勢不利な方を姿勢だけで見極めてみてください
優勢な方は自然と姿勢が自然体になっていて、負けている方は体のあちこちに無駄な力が入っているのが解ります
「力を抜く」ということは力が入っていない状態ですが、これは何に対しても「~しよう」という思考の癖を持っている人にとっては難しい事で、だから、力を抜こうと思うのでなく、体の動きを流れにするという感覚を持ったほうがカラダは素直になりやすいのです
体が素直になる、正直になるということが、体のもっとも自然な状態なのです
この状態が体軸がブレていない状態なのです
体を正直にすると、気持ちも正直になる、それが、みんな気持ちから入って「気持ちを正直にしいよう」とするから、嘘っぽくなるです
気持ちをいくら正直にしたつもりでも、体に対しては正直になれない、体はどこか力が入ってしまいます
だから姿勢だけを良くしよと心がけても体というものは部分でなく、全体で考えるものですから、部分だけに囚われてあれこれ努力したりするのではなく、全体のバランスの中で「心と体のバランス」を保つことが最も重要な事なのです
チョッと難しい話になってしまいましたが
事に任に当たっての心構えの話なんですよ
勉強しよと机に向かう時はやる気がある時でも、やる気が出ない時でもまずは心を穏やかにしましょう
深呼吸をするのも良し、黙祷するのも良し、まずは平常心になってから勉強に立ち向かいましょう
これは、試験に臨む時にも言える事です
決して実力以上のものを求めず、素直に今の自分の持てる実力を出し切る事だけに集中するのです
決して結果を求めてはいけません
結果は飽くまでついてくるものなのです
こんな心境で勉強や試験に立ち向かえるよいうになったとき、君たちの後ろ姿は体軸がぶれる事なくしっかりして達人の後ろ姿になっていることでしょう