2019年…公立高校前期試験も終わり、後期試験に向かって本当のラストスパートですね
この二週間ちょっとの勉強の仕方で、結果が大きく変わってくるかもしれません
それくらい重要な時期だと思います
以前にブログで徒然草『高名の木登り』について書きましたが…覚えていますか?
大体の現代語訳は…
有名な木登り名人と世間の人が言った男が人を指図して、高い木に登らせて梢を切らせた時にたいへんあぶなそうに見えた間は、何も言わないで降りててくるときに軒の高さくらいになって「間違いをするな。気をつけて降りろ」と言葉をかけました。
私は、「これくらいの高さになってからでは、飛び降りても、きっと降りることができるだろう。どうしてそのように言うのか。」と申しましたところ、
木登り名人が「そのことでございます。目が回り、枝が危ない間は、自分が恐れておりますから申しません。間違いは易しい所になって、必ず起こすことでございます」という。
この木登り名人は身分の低いものではあるが、中国の聖人教えにかなっている。蹴鞠も難しところをうまく切り出し後、易しい思うと必ず鞠を落とすと申すようです。
と…こんな内容でした
まさに君たちは長い間、受験に勝ち抜くべく勉強をしてきて志望校合格という目標に手を掛けようとしているところだと思います
しかし、私立の受験も終わり前期試験も終わって後期試験までのこの短い期間…意外と集中力が削がれがちなのです
「いや、そんなことないよ! 一生懸命やっているよ!!」と言う生徒が大半だとは、思いますが…
敢えてここでゴール前の鞭を入れさせてもらいます
確かに残された短期間で、目まぐるしく国語や英語の読解力を上げたり、数学の計算力を上げたりすることは不可能かもしれません
それは今まで長い期間君たちが培ってきた実力というものなんですから…
だからと言って、残りの期間今まで地道にやってきた勉強をやらずに、短期間で成績が上がりやすい教科に時間を費やそうと考えてはいけません
確かに短期間で、今まで暗記してきたものの復習やちょっと怪しいところを集中的に勉強していくのがベストです
しかし、そういった勉強は今までやってきた勉強をこなした上で、プラス短期集中型の勉強をしていくのです
あまりに短期集中型の勉強にこだわり、今まで毎日やってきた勉強(例えば、国語や英語の長文を読んだり…方程式を解いたり…)をなおざりしてはいけません
毎日やってきたことを淡々とやり続け、その上に短期集中型の勉強を加えて行くのです
そう考えると、残り期間少しでもやるべきことはハッキリしてくるのではないでしょうか
そして、見えてきたやるべきことを焦らず淡々と一日一日こなしていくのです
そうして、受験当日はやるべきことは全部やったという充実感で迎えるのです
そうすれば、結果はおのずとついてきます